SmileSound Slim USB

SmileSound Slim USBは、GM社のNゲージへの搭載を想定した室内灯一体型 100x13mmサイズの基板です。Nゲージおよび単行~数両編成のHOゲージ用途で必要十分なモータ出力1.0Aまでの電流を流すことができます。

Nagoden社とデスクトップステーション株式会社の共同開発製品です。

SmileSound Slim USBは、mico USB端子を搭載しているため、USBライターを使用することなく、お手持ちのPCからDSSPを介してサウンドデータの書き込みや、ファームウェアアップデートが可能です。

大容量高分子コンデンサ100uF(25V耐圧)を3個搭載しており、300uFをデコーダ自体に搭載しています。外付けの電解コンデンサは不要です。ただし、電気的な対策には限界がありますので、全車集電や通電カプラ、重心バランス、重量、ゴム車輪の除去などの機械・機構的な対策も併せて実施してください。

モータ配線、線路からの配線、スピーカーを繋ぐことで、M車のDCCサウンドを実現できます。

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SmileSound Slim Specification

対応プロトコルDCC (RailCom対応)
SpeedStep14, 28, 128
FunctionF0-F32, 2022年新仕様に準拠
アシンメトリーDCCアシンメトリーDCC未対応(自動ブレーキ機能未対応)
モータPWM32kHz(設定変更可能)
モータ出力電流1.0A連続, 1.5A瞬間
線路電圧12V~16V(推奨), 最大21Vまで
AUX出力ヘッドライト・テールライト(両極性),AUX1-2(Power, オープンコレクタ出力, 100mAmax), AUX3-4(Logic, 3.3V CMOS出力)
サウンドメモリ120Mbit(15MB)
サウンド出力仕様32/16/8kHz 16bit/8bit.
スピーカ容量3W, 4-32Ω
サウンド同時発音数10音
サウンドのユーザー変更専用ツールにてサポート。独自スクリプト方式。
ファームウェア容量8Mbit(1MB)
アナログ運転未サポート(対応予定未定)
サーボ機能未サポート
SUSI未サポート(対応予定なし)
RailCom(BiDi)サポート
サイズ100x13x3.6mm

パッド

基板上のパッドは、以下のような端子機能が割り付けられています。具体的な配線方法は後述します。

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KAC: コンデンサ接続専用パッド
COM+: 標準電源(線路電圧の直流分,DC12-19V)
GND: デコーダの基準電位(COM+用)
MOTOR+/-: モータ出力線
RAIL+/-: 線路からの入力線
SPK+/-: スピーカー出力線
F0 Rev/Fwd: 両極性対応ヘッドライト・テールライト出力線,パワー出力
AUX2: パワー出力AUX
AUX3/AUX4: ロジック出力 AUX

配線方法

以下に代表的な、SmileSound Slimの配線方法を示します。車種の構造によって異なりますので、車両に合った配線方法を選択ください。

ヘッドライト・テールライトは両極性出力に対応しています。Nゲージに搭載されているライトユニットにそのまま配線できます。壊れることはありませんが、テールとヘッドが逆になる場合があるため、極性にご注意ください。

DCCフレンドリ
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NEM652(HO向け)
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汎用
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K社床下タイプ
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室内灯の使い方

初期状態では、室内灯を動かすことができません。以下のように、お好みに合わせて基板裏側のJPというパッドにはんだ付けして、AUX1で制御するか、常時点灯するか、未使用とするか、お選びいただけます。

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耳のカット

車両によっては、基板の耳が邪魔な場合があります。線路からの配線のパッドは複数個所ありますので、耳をカットしても問題なく利用できます。

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搭載可能車種

Nゲージのみで、搭載スペースが確認できた車種です。本リストは、搭載可能であることを保証するものではないため、ユーザー自身でスペースを確認し、搭載可否をご判断ください。

ユーザーの皆様からの搭載事例報告もお待ちしております。写真と一緒に送っていただけると大変助かります。デスクトップステーションのサポートメールアドレスに、写真と一緒に送付ください。

別売オプションのDCCフレンドリー向け変換アダプタを用いることで、K社のDCCフレンドリ車両へ搭載可能がしやすくなります。

GreenMax名鉄1200系(19m), 2200系(中間18m)
KATOE353(20m), キハ30(20m)

カッコ内は実車の車両長。

■天井・屋根への固定

室内灯の固定に近い方法をご利用ください。内部のパーツとデコーダが干渉する場合には、カット・切断もご検討ください。

天井がフラットな場合弱めの両面テープで固定
柱・室内灯固定用の溝がある場合柱・溝に載せる

GreenMax車両は、以下の6タイプがあります。それぞれの特徴を把握して搭載してください。

タイプ写真該当車種特徴取付
1画像の説明名鉄3150系,3300系,3500系,5000系(新),1700系、2000系、6500系(金魚鉢)、6800系、2200系室内灯(TOMIX幅狭)取り付け用に溝がある。また室内灯を固定するためのツメがあるツメに基板をセットします。安定しない場合は、少量の弱めの両面テープなので固定します。
2画像の説明非集電車(CP製品),名鉄5700系, 6500系(鉄仮面), 7700系(CP), 3100系(CP),9500系,9100系非集電タイプや一部の完成品はこの形状(溝なし・ツメなし)弱めの両面テープなので固定します。上級者の方は基板サイズにくりぬいて天井高さを稼ぐ方法も可能です。
3画像の説明名鉄1000系,1200系,1800系,1850系室内灯を固定するためのツメがある。溝はなしツメに基板をセットします。安定しない場合は、少量の弱めの両面テープなので固定します。
4画像の説明名鉄3700系(VVVF)室内灯(TOMIX幅狭)取り付け用に溝があるツメが無いので弱めの両面テープなので固定します。
5画像の説明名鉄7700系室内灯(TOMIX幅狭)取り付け用に溝がある。取弱めの両面テープなので固定します。

■搭載写真

GreenMax N 名鉄2200への搭載例
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KATO N キハ30への搭載例
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KATO N E353への搭載例
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搭載事例