FAQ

ここでは、よくある質問を紹介します。FAQの質問・回答案があれば、ここに追記します。

動作確認されているコマンドステーションを教えてください

以下のコマンドステーションで動作することを確認しています。

- DSair2
- DSmint
- ESU LokProgrammer
- Rokuhan eトレインコントローラ
- D103
- D102 (ファームウェア20231201以降)
- D101 (ユーザー情報より)

D101,D102でアドレスが読めません

D101,D102でのアドレス読み出しやCV読み出しは、サポート対象外とさせていただきます。
CVやアドレスを読み出す場合には、DCCのダイレクトモードに対応したコマンドステーションをご利用ください。

なお、D101,D102で運転することは可能です。

なお2023年8月発売のD103では、アドレス読み出しが可能です。

USBライターが認識しません

  • USBライターだけをPCに繋いでも、認識はされません。SmileSoundデコーダをUSBライターに装着しなければ認識しません。
  • Winodws10以降をご使用ください。8.1以前はサポートしません。
  • PCによっては相性があり、うまく認識しない場合があります。特にエミュレーション環境(Mac,Linux)では認識できない場合があります。なお、エミュレーション環境は動作対象外です。自動認識機能を使わずに、全て手動操作を行う必要がある場合がありますが、サポートは行いません。

USBライターで書き込みができません

以下の点をご確認ください。

  • USBライター本体側面のボタン(タクトスイッチ)を押したまま、PCにUSBケーブルを繋いでください。押さないでUSBケーブルを繋げると、書き込みモードになりません。
  • DSSPからファームウェアやサウンドデータを書き込む時にエラーが出る場合には、USBライターのボタンを押しながら、USBケーブルをPCに差し込んでください。
  • PCにUSBライターを接続していても、「Not found SmileSound」と表示され、たまにうまく認識できなくなる場合があります。USBケーブルを抜き差ししてみてください。
  • DSSPで書き込み中に「アプリケーションのコンポーネントで、ハンドルされていない例外が発生しました」となる場合は、UF2をエクスポートして、D&Dして書き込みをお願いします。管理者権限でDSSPを起動すると書き込める場合は、管理者権限でご利用ください。
  • PCに差し込むUSBポートを変えてみてください。PCの内部の仕様や、接続されている機器との関係上、相性の悪いポートと、問題のないポートが分かれている場合があります。
  • BluetoothアダプタをUSBで繋いでいるPCでは、DSSPがうまく動かない症状がある模様です。GREENHOUSE社 GH-BHDA42が該当品との情報が入っています。DSSPをご利用される際は、いったん外していただくことを推奨します。

※別売りしていたUSBスイッチは、USBケーブルの抜き差しの代わりをするアイテムであり、USBライター本体側面のボタンの代わりではありません。

SmileSoundがうまく認識しません

SerialPortは見つかるが、うまく通信ができない、SmileSound が反応しないなどのUSB関連で問題が起きる場合があります。以下の操作を試してください。

  • DSSPを再起動する、パソコンを再起動する
  • シリアル通信を行うソフトを起動しない・終了する(Arduino IDE, TeraTerm等)
  • USBハブを使っている場合は外す、その他のUSB機器を外してみる

SmileSoundへの書き込みがうまくできません

  • デコーダにテープや熱収縮チューブを付けていると、書き込みができません。(ピンが当たる部分にはテープや熱収縮チューブをつけないでください)
  • USBライターは複数繋いではいけません。また、デコーダ開発ボードを繋いでもいけません。書き込み対象のデコーダを区別できなくなるためです。
  • ショートや通電部に接触させて壊してしまったデコーダは、ほとんどのケースで認識できなくなり、書き込みができません。
  • DSSPで書き込み中にエラーが出る場合、USBハブ等に原因がある場合があります。ハブ経由ではなく、PCに直接接続するなどしてみてください。

SmileSoundデコーダにESU(デジトラックス,ZIMO等他社も含む)のサウンドデータを書き込めますか

ESUのサウンドデータは、LokSound用に独自の内部仕様となっていることや、ESU社が著作権を持つサウンドデータは、ライセンス上、他社のサウンドデコーダに利用することが許可されません。

よって、コンプライアンスと、技術的な観点から書き込めません。また、対応も一切できません。

オープンサウンドデータの全データは、順次移植を進めています。全データの移植には、数年ほど時間がかかる場合があります。

オープンサウンドデータのデータが書き込めません

  • USBケーブルが断線してませんか?
  • USBライターにSmileSoundデコーダが正しく装着されていますか?
  • SmileSoundに熱収縮チューブ等を付けていて、接触ピンが熱収縮チューブの影響で基板に当たらないようになっていませんか?
  • MacやLinuxのエミュレーション環境・仮想実行環境で動かしていませんか?DSSPは仮想環境・エミュレーション環境でのサポートはしておりません。自分自身でハードウェアの設定や調整をしてください。
  • Windowsのユーザー名に特殊文字が使われていませんか?特殊文字を使用していると、書き込みに必要な前処理が正しく動作しない場合があります。

車両に搭載したまま、ファームウェアやサウンドデータの書き換えはできますか

現在のところ、対応しておりません。2023年以降の開発を予定しています。開発は長期間が予想されますので、ご承知おきください。

ファームウェアをD&Dして書込むとサウンドデータは消えますか?

UF2ファイルは、書込むエリア・範囲が固定となっており、サウンドデータの領域は変更されません。サウンドデータを書いても同様で、ファームウェアの領域は変更されません。

車両に搭載したら動きが悪いです。

原因がいくつかありますので、ご自分で調査をお願いします。

①モータの調整ができていない

cv_motorを参照し、CV調整をお願いします。

tetsuo-sanが、CVの調整例を紹介していますので、お試しください。あくまでも、参考程度となります。

Nゲージ向け:

CV2=8
CV10=2
CV65=0
CV54=128
CV55=16
CV56=32

HO・トラムウェイ向け:
CV2=60
CV10=0
CV65=0
CV54=128
CV55=6
CV56=4

②集電不良となっている。

コンデンサが必須です。ExpBoardのCOM+とGNDに、付属の電解コンデンサを繋げてください。トマランコンデンサも良いです。

電源電圧を上げることで改善する事もあります。12Vを利用の方は、15V程度に上げてみるのも手です。なお、日本型車両では、モータの設計などの観点から、16Vまでとしてください。

最高速度を出しても、スピードがゆっくりになってしまう

BEMFでモータ制御しているモード(デフォルト)の場合、モータ特性の値(CV54 速度係数)を調整しないと、最高速度が適切になりません。

※OpenLoopモードの場合は、CV5 最高電圧の調整のみで対応できます。

「モータ機能」のページに、大まかなモータ・動力別の調整例が掲載されていますので参照してください。

【Nゲージ動力向けの調整例】
CV54=128 旧国等のゆっくり走行する車両
CV54=96 通勤車・汎用
CV54=64 特急
CV54=32 新幹線

最適値は、動力や台車・ギア比で変わります。ご自分で実車を使い、調整してみてください。

ファームウェアのバージョンを確認する方法はありますか

20230217以降のファームウェアで、バージョン情報を確認できるようになりました。

サウンドフローは正しいのに、音が途切れたり鳴らない時がある

WAVファイルに、TAG等の情報が付加されていると、ファームウェアが誤処理を行って音が鳴らなくなる場合があります。最初からならない場合は、WAVファイルの先頭付近にTAGがおかれている可能性があります。また、音の鳴り終わりの時には、WAVファイルの後ろ側にTAGが置かれている場合があります。

一部のWAV編集ソフトでは強制的にTAGを付加する場合があるため、ご注意ください。
DSSPではアップデートでTAGの除去などの機能を強化していきますが、様々なパターンがあるため、徐々に対策しております。

一瞬だけ音が出て、うまく音が再生されない

ボリューム調整等のCV書き込みを頻繁に繰り返した場合、サウンドデータの一部エリアが損傷する場合があります。サウンドデータを再度、書き込みし直すと損傷が上書きされて直ることがあります。

〇〇のサウンドデータを作成してほしい

2023年以降、オープンサウンドデータの掲載車両は順次移植していきます。ご要望は受け付けておりません。

NEM652・NMRA8ピンの車両に搭載するには?

SmileSound Standard MTC21をご利用の上、NEM652変換ケーブルやアダプタをご利用ください。

LokSound5 nanoに相当する超小型版は出ますか?

コスト面、使用部品の制約で大きな課題があり、nano相当のサイズを実現することは難しい状況です。LokSound5 nanoがカバーするエリア(NゲージのSL等)は、LokSound5 nanoの引き続きの利用をお願いします。

LokSoundの方が音質や機能が良い。改良してほしい。

改良するために、皆様と一緒に作り上げています。改良に協力をお願い致します。

ACアダプタの電圧は、何Vが良いですか

NゲージやHOも含め、15~16VのACアダプタを強く推奨します。
12Vでも動作しますが、コンデンサに蓄えられるエネルギー量が12Vに比べて、15Vの方が25%程良いので、集電不良対策にもなります。

Nゲージ:15VのACアダプタを推奨
HOゲージ、Oナロー:16VのACアダプタを推奨

電流容量はコマンドステーションや、同時動かす車両数に応じて決めることをお勧めしますが、3-4A程度あれば、ほとんどすべての用途で問題なくお使いいただけます。

トマランコンデンサの容量はどれくらいにすればよいですか

答えはありませんが、車両内のスペースや隠し場所の都合で、100uF~1000uFで選定される方が多いです。

ソースコードは公開されないのですか?

ソフトウェアにはオープンソースのライブラリを使用しておりますが、LGPLライセンスに従ってライブラリ自体の変更箇所は、弊社ブログにて公開しております。
サウンドエンジン、インタプリタ等の中枢部分は弊社及びDCC電子工作連合によって開発されており、ソースコードは非公開となっております。

模型店です。SmileSoundデコーダを販売したい

SmileSoundデコーダは、再販売が可能です。ただし、以下の点の順守をお願いいたします。

  • 販売した商品のサポートは再販売者が実施すること。デスクトップステーション株式会社は関知しません。
  • 故障交換は、再販売者がデスクトップステーション株式会社に連絡を行って対応してください。ユーザーから弊社への問い合わせがありましても、販売記録のないデコーダについては一切、対応いたしません。
  • 価格は自由に設定できます。
  • 初期不良や商品に問題があることを除き、返品・交換は受け付けません。

集電対策には、何がありますか

機械的な対策と、電気的な対策の2種類があります。
効果が大きいのは機械的な対策です。

■機械的な対策

1. 集電機構を増やす(特にブラス車両)
2. 車両内部の集電機構を調整する
3. 通電カプラ、通電キットを使用する
4. 重くする

"1・2.集電機構"

ブラス系車両の場合:
台車の構成上、1台車1軸のみしか集電しない場合があります。DCCの場合には、消費電流が大きいため、台車の瞬時的な離線が致命的となる場合があります。よって、1台車から両レールの集電ができるように改造をすることが、性能改善に効果が期待できます。

Nゲージのトミックス車の場合:
TOMIX製車両の台車はKATOのようなピポット車軸によるスタビライザーが働きません。集電シュー上部のバネ圧を弱めに調整して車輪のレールへの追従性を上げると集電性能を改善できます。

3. 通電カプラ、通電キットを使用する

HOブラスでは、IMONの通電カプラが第一選択肢となります。ISカプラーKの方が導電性が良いため、ISカプラKの利用を強く推奨します。

製品番号製品名適合車種・メーカー
IMON IS002ISカプラーKでんてつ工房、HOブラス等
IMON IS003ISカプラーでんてつ工房、HOブラス等
モデルシーダーMC101 通電カプラーキット(収縮カプラー専用)エンドウ製ブラス

Nゲージでは、倶利伽羅車両製造さんの通電キットなどが選択肢となります。

製品番号製品名適合車種・メーカー
N-1001TNカプラ通電化キット
(Nゲージ BMTN密連型対応)
Tomix(およびマイクロエース)のボディーマウント密連型TNカプラー装備車全般
N-1002KATOカプラ通電化キット
(Nゲージ ボディーマウント・フックなし密連型対応)
近年のKATO製の電車全般に適合
N-1003台車マウントTNカプラ通電化キット
(Nゲージ TNカプラー密連型対応)
TOMIX製の台車マウント密連型TNカプラー(品番0381)を装備した車両全般
N-1004密自連型TNカプラ通電化キット
(Nゲージ BMTN密自連型対応)
Tomix製ボディーマウント密自連型TNカプラ#0374,#0375向け
N-1005床上通電タイプ・非KATO車向けKATOカプラ通電化キット
(Nゲージ ボディーマウント・フックなし密連型対応)
非KATO車に市販アダプターパーツ等を介してKATOカプラー密連型を取り付けた車両
Tomix通電カプラー0系,四季島,E5,E6,E7,W7,H5

■電気的な対策

電気的な対策は、機械的な対策よりも効果は低い傾向にあります。機械的な対策で抜本的に改善を行い、補助的に電気的な対策を行うことをお勧めします。

・電圧を上げる(12V→16V)
・コンデンサを搭載する
・モータの消費電流が低いものに変更する(古いモータを使用している場合)
・フィーダ線を太くする
・線路に供給するフィーダ線の本数を増やす、線路系ではなくフィーダ線の方を主となるように組む(通常の博物館のレイアウトはこちらの方式)

コンデンサの極性が分からない

DCCで使用するCOM+(DC12~16V)とGNDの見分け方は2つあります。

①コンデンサには、カバーに白帯で-(GND)の表記がある
②COM+側の線が長い

線は短く切ることが多いので通常はカバーで見分けます。

コンデンサの極性

業務用ジオラマに使用したい

SmileSoundは民生用を前提としており、業務用の24時間・365日の常時稼働を前提とした設計となっておりません。保証期間内であっても業務向けに利用される場合には、初期不良や保証期間内外を問わず、メール・電話・Web会議等での問い合わせならびに技術相談を含め全て、弊社が規定するコンサルティング単価に基づいて有償対応となりますので、ご了承ください。

なお、SmileSoundを業務用に利用することを禁止するものではありません。業務用に使用される場合には、業務用に提供した企業・個人事業主がすべての責任をもってメンテナンス・運営・運用を行うものとします。弊社は業務用途への一切の責任を負わないものとします。

業務用途の例:
・博物館のジオラマ向け車両に搭載して利用
・弊社と有償サポート契約を交わさずに、不特定の第三者への販売を目的に車両への搭載加工業務に利用
・その他弊社が認定した業務用途

LokProgrammerでCVの読み書きができない

弊社でも確認済みで、調査中です。現時点では未サポートとさせて頂きます。

DSSPはMacで動作しますか

DSSPは、Windows専用に開発されたソフトウェアです。MacOS上では動作はしません。WineやParalles等を使っての動作も確認しておりません。ご自身の責任の下で、ご利用ください。

また、Macの利用者数は非常に少ないことから、DSSPをMacでサポートする計画はありませんので、ご承知おきください。

SmileSoundはアナログ運転できないのですか?

SmileSoundはDCC専用です。アナログ運転で利用される場合には、車両無加工で楽しめるKATO社のサウンドボックスをご利用ください。

SmileSoundをトレーラーにスマイルデコーダを搭載する場合はどうすればよいですか。

SmileSoundはモータをつながない状態でも、ご利用いただけます。
ただし、CVの読出しができなくなりますので、100~300Ω程度の抵抗をモータにつなぐ配線にとりつけることで、CV読出しができます。

1つの編成の中で、SmileSoundと他社デコーダを混用してもよろしいでしょうか?

走行用デコーダは、混用しないようにしてください。走行特性が異なるため、カプラに負荷がかかる場合があります。FXデコーダ(ファンクション専用デコーダ)であれば、特に問題ありません。

なお、CVの調整を行う際は、デコーダの入った車両ごとに切り離して、プログラム線路で設定してください。編成ごと書き込んだ場合、CVの仕様が異なることがあるため、動作がおかしくなる場合があります。

弊社では、他社デコーダの仕様や技術に関して把握しておりませんので、弊社デコーダと他社デコーダを組み合わせて使用した場合についてのサポートは、行いません。ご自身の責任で実施してください。

デコーダのアドレスが勝手に変わってしまいました

集電不良が発生しやすい車両にSmileSoundを搭載している状況で、走行中にOPSモードでCVを書き換えたり、音量を変更したりすると、内部のデータがおかしくなる場合があります。

CVを走行中に書き換える機能がDCCには搭載されていますが、その際に、内部のフラッシュメモリにデータを書き換える操作を行います。

このとき、集電不良が起きやすい車両で、CV書き換え中に集電不良が発生すると、内部データが破損し、おかしなデータになります。おおよそ数百ミリ秒の書き換え時間が必要ですが、集電不良が発生するとたやすくこの時間を超える電源断が発生します。

集電不良対策を入念にしていただく(たとえば、集電カプラの利用)を強く推奨します。

デコーダに貼り付けられているシールの意味は?

ファームウェアのバージョンを変えるたびに、シールの色を変更しています。

緑 2023年12月以前
白 2024年1月
黄 2024年2月
緑 2024年3月

故障した場合には、デスクトップステーション株式会社に問い合わせれば対応してくれますか?

デスクトップステーションオンラインストアで購入された商品については、デスクトップステーション株式会社のサポート部門が対応させていただきます。

再販売業者を通じて弊社製品を購入された場合には、販売店舗に問い合わせをお願いいたします。弊社に問い合わせをいただきましても購入履歴の情報が無いため、サポートをお断りさせていただきます。販売店で提供されるサポートは、弊社のサポート内容と異なる場合があります。購入時によく確認いただき、予めご了承ください。