ファームウェア書込・アップデート
SmileSoundデコーダのファームウェアアップデート機能はDSSPに統合されました。
ファームウェアの書き込みには、サウンドデータの書込みと同様にUSB Writer(78018)が必要です。
ファームウェアのアップデート・書込み手順
DSSPを使ってファームウェアのアップデートを行います。まず、DSSPを起動させておきます。
USB WriterにSmileSoundデコーダを装着した状態で、PCにケーブルを差し込みます。
2023年2月現在、以前に案内をしていた、USB Writerのボタンを押す必要はありません。
すると、以下のように、「Found SmileSound on SerialPort」というメッセージが表示されます。
※USB Writerのボタンを押しながらPCにケーブルを差し込むと、「Found SmileSound at ?:\」(?はD~Zの任意のアルファベット)というメッセージになります。このメッセージの状態でも、次に進んで構いません。
その後、書き込みたいデコーダの種類(MTC21か、Next18か)を選んで、以下の操作をしてください。間違えて書き換えた場合は、もう一度、最初からやり直してください。
以下のようなメッセージが出ますので、「はい」を押します。
すると、書き込みが始まります。書き込みが終わると、以下のように、書き込みが完了したことを伝えるメッセージが出ます。
なお、ダイアログの警告メッセージが出ないように設定することができます。設定画面から、「Ignore programming warning」にチェックを入れてください。
オープンソースライセンス
SmileSoundデコーダのファームウェアは、以下のライブラリを利用しています。
SmileSoundデコーダのファームウェアは、プロプライエタリのソースコードを含んでいるため、以下のオープンソースソフトウェアを改変した部分を除き、公開いたしません。
LGPLのライブラリを利用しているため、LGPLの規定に基づき、弊社が公開するバイナリ形式のソフトウェアオブジェクトコードの逆アセンブル行為などに制限はありません。
- NMRA DCC Library (LGPL2.1)
- Arduino-pico Library (LGPL2.1)
- Pico SDK (BSD 3-Clause license)
- LittleFS (BSD 3-clause license)
- mklittlefs (MIT License)
NMRA DCC Libraryは、RP2040のPIO機能に対応させるため、機能の改造を行っています。改造したNMRA DCC Libraryのソースコードはブログにて公開しています。