Concept
鉄道模型を楽しむ、全ての人をより笑顔にするサウンドシステム、それがSmileSoundです。日本国内で設計・開発された、国産DCCサウンドデコーダです。
SmileSoundを鉄道模型の中に搭載すると、リアルな鉄道車両の走行・警笛・ドア・アナウンスなどのサウンドを楽しむことができます。また、LEDの制御機能も入っていますので、ヘッドライト・テールライト、入替灯等も再現する事ができます。
もし、今、DCCを楽しんでいない状況で、鉄道模型になにか足りないと思ってはいらっしゃないでしょうか。DCCなら、その足りない何かを解決できます。そして、日本型に特化したSmileSoundが、あなたの悩みを解決します。
海外製品でも類似製品は多く販売されていますが、SmileSoundは日本の鉄道サウンドに特化した機能を多く搭載しています。また、ユーザーがパソコンで自由自在にプログラミングし、実現したい車両の動きや特性、挙動を細かにサウンドデータで変更できるように考慮されています。
SmileSoundは、サウンドデータを変更するだけで、全く異なるサウンドやモータの動き、ライト制御を可能とします。車種の特徴を細かく、サウンドデータに再現することができます。たとえば、VVVFの加速が良い電車から、キハ40のような動き出しが非常に緩やかながら、エンジンがけたたましく唸る気動車も、サウンドデータのプログラミングで変更が可能です。
同時発音数は10音ですので、走行音を出しながらコンプレッサが動いたり、警笛が鳴ったり、線路の継ぎ目音がしたり、ブレーキのユルメ音がしたりと、表現豊かな電車のサウンドを再現することができます。これらはユーザーが自由にカスタムし、変更することができます。
プログラミングするためのソフトウェア「DSSP」は、このホームページ上で無償で提供されています。
SmileSoundに書きこむことが可能な、日本型サウンドデータを当サイトで無償公開しています。お手持ちの鉄道模型車両から、リアルなサウンドを出すシステムができあがっています。
ぜひ、DCCとSmileSoundをお試しください。
製品紹介
サウンドデータ
弊社の技術者ならびに開発協力頂いているクリエイターが日本国内の鉄道車両からサウンドを収録した上で、高度な技術でアナウンスや雑音を除去するクリーニング処理を行い、車両の特徴を再現するように編集・加工したサウンドデータを無償で公開しています。
このSampleサウンドデータをベースに、SmileSoundユーザーは自由に改変・修正を行って、お好みのサウンドに仕上げることができます。
SmileSound向けに205点以上(2025年1月現在)をリリースしています。サウンドデータはこちらからダウンロードできます。
SmileSound Standard MTC21
HO(16番,Jゲージ)向けのサウンドデコーダです。1.5Amaxのモータ出力が可能です。
MTC21規格に準拠しており、海外製DCCデコーダと同様に車両に搭載してお使いいただけます。
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SmileSound Mini Next18
Nゲージ向けのサウンドデコーダです。0.75Amaxまでのモータ出力が可能です。
NMRAの世界共通として定義されているNext18規格に準拠しており、Nゲージを中心とした車両に搭載が可能です。
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SmileSound Slim USB
Nゲージ及びHO向けのサウンドデコーダです。1.0Amaxまでのモータ出力が可能です。
室内灯機能を搭載しており、天井に装着することを前提とした基板形状となっています。
microUSBコネクタを搭載しているため、ケーブルとPCがあれば簡単に書き込みができます。
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SmileSound Zslim
ロクハン製Zゲージ専用のサウンドデコーダです。0.75Amax(瞬間),0.5A連続までのモータ出力が可能です。室内灯機能を搭載しており、天井に装着することを前提とした基板形状となっています。書込には専用のジグが必要です。
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SmileSound K3066 Sugar Rabbit
カトー(関水金属社)製のNゲージ機関車のプラットフォーム3066に適合したサウンドデコーダです。このプラットフォームは、代表製品であるEF81をはじめとして、電機・ディーゼルの多くの日本型・アメリカ型機関車に適用が可能です。書込には専用のジグが必要です。
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USBライター
SmileSound mini Next18やSmileSound Standard MTC21にサウンドデータやファームウェアを書き込むためのツールです。線路経由での書き込みができないため、このアダプタを介して書き込みを行います。
サウンドデータの書き込みにはDSSPと呼ばれる、ソフトウェアを使用します。
DSSP
Windows10または11が導入されたPCを用いて、サウンドデータを作成、書き込みすることができるGUIツールです。本サイトから無償でダウンロードできます。
SmileSound SoundDevelopmentBoard(SDB)
SoundDevelopmentBoard V2(DevBoard2)は、サウンドデータを開発するためのツールです。 SmileSoundデコーダと同等の機能を持ち、サウンドデータの開発に役立つ機能が多く搭載されています。
ゴール
私たちのゴールは、SmileSoundで日本の鉄道模型をもっと楽しくすることです。
海外の技術ではカバーしきれない、日本型にぴったり合ったDCC技術・製品が無い状況を打開するため、私たちはコマンドステーションやSmileSoundといった製品を1から開発し、提供しています。
鉄道模型車両に、より豊かな表現のできるDCCを軸足にしたデジタル鉄道模型・サウンドソリューションを日本国内・アジア・世界に提供します。
SmileSoundの構成
SmileSoundは、以下の技術ブロックによって構成されています。これらの技術は、20年以上の時間をかけて様々なソフトウェアに適用されてきたノウハウを生かして構築されたものです。
- DSFS (DesktopStation File management System)
- SoundFlow Script Engine
- WavePlay Sound Engine
- MotorControl
- DCCPulseDec
古くて新しい技術とノウハウがSmileSoundを支えています。
開発までの経緯
- 2017年頃からサウンドデコーダの独自開発の検討をスタート。MP3サウンドデコーダや合成音によるサウンド再生技術を開発。
- 2019年 オープンサウンドデータの活動を開始。ドイツの競合企業のデコーダを分析し、サウンドデコーダの必要要件・技術要素を明確化し、技術開発開始。
- 2020年 ExpBoardシリーズを開発。Next18とMTC21を軸足として車両側の準備工事技術を構築開始。
- 2021年末 SmileSoundの開発を開始
- 2022年夏 超上級者向けに試作品をリリース開始
- 2023年1月 SmileSoundのデコーダ・USBライター・DSSP・SmileSound向けオープンサウンドデータを正式リリース。
- 2023年12月 室内灯一体型・USBコネクタ搭載のサウンドデコーダ SmileSound Slimをリリース
- 2024年8月 Zゲージ向けサウンドデコーダ SmileSound Zslimをリリース
開発チームメンバー
SmileSoundは、以下のメンバー・企業によって開発されました。現役のプロフェッショナルとしてメーカー等で活躍している、電気電子回路・半導体・ソフトウェア・構造設計のエキスパートが集結しています。