SmileSound Standard MTC21(NEM652)

SmileSound Standard はHO向けの30x16mmのサイズのNMRA DCC規格に準拠したサウンドデコーダとなっており、MTC21並びにNEM652に対応しています。1.5Aまでモータに電流を流すことができます。開発は、デスクトップステーション株式会社が行っています。

【注意事項】SmileSoundは、消費電力が他社サウンドデコーダと比較して大きいため、必ず外付けのコンデンサを配線してください。

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https://desktopstation.net/figures/smilesound1_pcb.jpg

SmileSound Standard MTC21 Specification

対応プロトコルDCC (RailCom対応)
SpeedStep14, 28, 128
FunctionF0-F32, 2022年新仕様に準拠
アシンメトリーDCCアシンメトリーDCC未対応(自動ブレーキ機能未対応)
モータPWM32kHz(設定変更可能)
モータ出力電流1.5A連続, 3.5A(瞬間)
線路電圧12V~16V(推奨), 最大21Vまで
AUX出力ヘッドライト・テールライト,AUX1-2(Power, オープンコレクタ出力, 100mAmax), AUX3-6(Logic, 3.3V CMOS出力)
サウンドメモリ120Mbit(15MB)
サウンド出力仕様32/16/8kHz 16bit/8bit.
スピーカ容量3W, 4-32Ω
サウンド同時発音数10音
サウンドのユーザー変更専用ツールにてサポート。独自スクリプト方式。
ファームウェア容量8Mbit(1MB)
アナログ運転未サポート(対応予定未定)
サーボ機能対応検討中
SUSI未サポート(対応予定なし)
RailCom(BiDi)サポート
サイズ16x30mm

Pad information, NEM652 wiring

デコーダから直接、信号を引き出す場合や、NEM652の車両に搭載する場合、以下の図を参考としてください。

画像の説明

Speaker スピーカー
MotorR/L モータへの配線
TAIL テールライトへの配線(LEDの場合はカソード側)
HEAD ヘッドライトへの配線
COM+ 電源共通端子。ライトはアノード側に配線。
AUX1 汎用端子
AUX2 汎用端子
TrackR/L 線路側の配線
GND GND端子。トマランコンデンサなどに使用。

10055 ExpBoardM21 Miniを使った場合

10055 ExpBoardM21 Miniは、トマラン回路及び25V/220uFの高分子コンデンサを標準で搭載した、MTC21対応の引き出し基板です。HO/16番の車両に好適です。
Rとついたパッドは、AUX出力に680Ωの抵抗を介していますので、LEDを直接接続できます。秋月電子の白色チップLED ワイヤ付等をそのままはんだ付けしてご利用いただけます。

画像の説明

TRK1: 線路の左(右)配線 線路配線は左右を入れ替えても良い
TRK2: 線路の右(左)配線 線路配線は左右を入れ替えても良い
M+/M-: モータへの出力配線
HD(RH):ヘッドライト出力 両極性部品1)を付けると両極性出力
TL(RT):テールライト出力 両極性部品を付けると両極性出力
A1(R1):AUX出力1 使い方はデコーダ次第。POWER出力。
A2(R2):AUX出力2 使い方はデコーダ次第。POWER出力。
A3(R2):AUX出力3 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A4(R4):AUX出力4 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A5(R5):AUX出力5 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A6(R6):AUX出力6 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
SP+/SP-:スピーカー。4Ω~16Ωのスピーカーを用意ください
C+:直流コモン。+12Vの電源供給を外部に行います。主にライト用となり、AUX、HEAD,TAILとセットで使用します。
G(GND):直流コモンに対するGND。トマランコンデンサや外部電源供給用途向けです。
TC+: トマラン回路経由の直流コモン。1000uF以上の大容量コンデンサでも取り付け可能です。
VCC:+5Vまたは+3.3V(デコーダに依ります)を外部に供給します。供給機能はデコーダに依ります。

Laisdcc 860046 変換基板を使った場合

Laisdcc 860046は、MTC21デコーダを簡単にNEM652に変換できるアダプタです。スピーカー線も引き出されており、サウンドデコーダにも好適です。
しかし、製品そのままですと、集電不良に弱いためコンデンサの増強を推奨します。100uFの場合はそのままつけていただいて構いませんが、100uF超の場合はトマランコンデンサ回路(突入電流防止用)を強く推奨します。

画像の説明

画像の説明

Laisdcc 860047 ケーブルを使う場合

変換基板を使う場合、基板の厚みで搭載が難しい場合があります。デコーダに直接、電線をはんだ付けする方法で対応する必要があります。

画像の説明

スピーカーのはんだ付け

画像の説明

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画像の説明

丁寧にはんだ付けすることで、ライターでも問題なく使用できます。